〜滋賀・近江八幡市の旅〜
(2009年04月05日)

米子の余韻も醒めやらぬ中、青春18切符が1回分余っているので近場の日帰り旅行に出ることに。滋賀県といえばひこにゃんと彦根市を思い浮かべる人が殆どだろうと思うので、敢えて近江八幡市を推したい。理由はないけど。今回は近江八幡市を満喫する一人旅行。

1.沖島

琵琶湖にはいくつか島があるのだけれど、島民が住んでいるのは1つしかない。そんなレアな島に行ってみようということで、さっそくルートを調べてみた。近江八幡駅から島への連絡線のある堀切港へ行くバスは本数が少ないので緻密に見計らっていかなければならない。近江八幡観光協会のサイトによると、9時40分に駅前を出るバスがちょうど良いとのこと。ということで、三ノ宮を7時35分の新快速で出発。近江八幡駅までは大阪・京都を越えて1時間半の移動。缶チューハイが空けることができた。

近江八幡駅前の観光案内所では、近江八幡観光パスポートという小冊子を販売している。市立資料館や八幡山ロープウェーなど4施設が利用できる券がセットになったもので1000円。全部使えば1800円になるのでお得という代物。ロープウェーは利用したいので買っておくことに。さらにバス停の真正面には金券ショップが営業していて、バスの切符を少し割安に販売している。ルート選定した、駅前→堀切港、堀切港→長命寺、長命寺→大杉町の3区間を買っておいた。

駅に着くのが定刻9時6分。堀切港の途中にある長命寺止まりのバスは本数が多く、電車到着のすぐ後にも出る。長命寺は後で書くが西国三十三カ所の一つなので利用者はまぁまぁ多いようだ。新快速を降りてバスに流れ込む集団が居た。

しばらく待って堀切港へ向かうバスに乗り込む。だいたい30分くらいで港に到着。すぐに船に乗り換えて沖島へ。船や島といっても琵琶湖は淡水なので磯の香りはしない。船の航跡もどことなく海とは違う。あまり泡立ちがないのだ。甲板で外を眺めていても水しぶきでベタつくこともなかった。10分ほどで沖島に到着。1時間半ほど観光タイム。とはいっても、あまり調べてないが、それほど見所が多いわけでもないようだ。

沖島には車がない。建設用車両はあったが特別に持ち込んだのだろう。殆ど自転車。年配の人も自転車を漕いでいる。そういうこともあってか、舗装はされているが、港を離れると道がとにかく狭い。京都の路地並み。歩いていて、合っているのか不安になってしまう。とりあえず一番遠くの厳島神社へ向かった。広島の厳島神社は有名だが、こういった島には厳島神社がよくあるものなのだろうか。とても小さな社が建っていた。農道のような狭い道を20分も歩くので、ここまで来る人は殆ど居ないのだと思う。

そこから戻って、港周辺の寺を2つ見た。ちょっと道に迷って時間を無駄にしてしまっていたので、建物を外から見ただけ。戸口は閉めてあって、そこの人に頼めば中を見せてもらえるようだった。最後に奧津嶋神社を参拝。これも狭い路地を通っていくが、厳島神社よりはずいぶん立派な建物だった。最近、作り直したようだ。

あまり時間がなかったので足早に回ったが、ここは島で暮らす人の領域のような、こぢんまりとしたところなので、あまりウロウロしすぎると島民の皆さんの私生活を邪魔しているような気がしてならなかった。珍しいのを見るのはよいけれど、その土地にも人が住んでいることを忘れてはいけない。一方で観光はその人たちの生計にも繋がって欲しいとも思うのである。

漁港では島で捕れた小魚を使った佃煮が売られていたので買った。ちょうど小腹も空いていたので腹の足しに。残りは弁当に入れよう。帰りの船に乗って、再び堀切港に戻った。

近江八幡駅
近江八幡駅・三ノ宮から1時間半

沖島通船
沖島通船・乗客は結構埋まってました

沖島の漁港
沖島の漁港・漁船が並ぶ

街並み
街並み・路地です

厳島神社
厳島神社・鳥居と階段が見えます

こはす若煮
こはす若煮・酒のつまみになりそう

2.長命寺

堀切港では次のバスまで20分弱待たなければならない。12時を過ぎて空腹感もあったが(既に2本飲んでるし)、港はなーんも店がないので我慢。山でも見て時間を潰す。せめて自販機ぐらい欲しいところ。バスに乗って長命寺に向かう。

長命寺は最初にも書いたが西国三十三カ所の第31番札所。ということで巡礼の人たちも多くいる。ところが、大きく立ちはだかるのが本堂まで808段あるという階段。まさかそんなところだとはつゆ知らず。日差しも強くなってくる中でひたすら登った。だいたい15分くらいで登ったのでペースは速いほうだと思う。本当に808段か数えていたけれども数段足りなかった。どこか抜いたのだろう。ただ、頂上まで登ったときは汗がたっぷり出た。

とりあえず参拝をして、下山。下りは10分くらいだった。体重がかかる分、下りのほうが足にくるんだよね。麓には参拝客を狙った土産屋が営業しているので、アクエリアスを一気飲みした。

長命寺1
長命寺1・参道入口

長命寺2
長命寺2・本堂まで808段とのこと

長命寺3
長命寺3・ほぼ登り切ったところ

長命寺4
長命寺4・本堂

3.八幡堀界隈

長命寺からバスに乗り、近江国の町並みを再現している八幡堀界隈へ。大杉町はその中心地。日牟礼八幡神社と豊臣秀次ゆかりの瑞龍寺がある。この近辺は八幡堀と呼ばれる堀が東西に流れており、昔は舟が行き来していたそうな。昭和に入り、経済成長とともに堀の存在は忘れられてどぶ川になっていたところを、これではいかんと景観を復元するようになって、今では堀に沿って遊歩道があるほか、桜も植えられて綺麗に咲き誇っている。和船も水郷めぐりとして観光客を乗せて行き交うようになった。歴史を持つ町並みはそれだけで人を惹きつける。

堀の沿道に近江牛を使った料理をしている店があったので、昼食。ちょっと高いかなと思ったけれど、十分に美味しくて一気に平らげてしまった。赤の他人丼というメニューで、近江牛と卵、それに赤蒟蒻が入っている。赤蒟蒻が洒落ている。

今年はどうも桜の開花時期が混乱しているように思う。3月末に急に寒さが戻ってきたこともあって、開花してから満開になるまで比較的長く時間がかかっているのだそうだ。この近江八幡にも八幡公園という桜スポットがあるが、今日時点では三分咲きといった感じ。堀周辺は満開だったので随分とズレがある。その分、長く楽しめるのだろうけれど。

八幡公園からロープウェー乗り場まで歩く。ここは普通の道路。ロープウェーは15分間隔で運行している。が、今日は観光客が多いからか到着次第送り出しているようだった。八幡山の山頂まで約4分。歩いても30分以上かかるというから登りたければロープウェーは必須。かごの中では歴史や眺望の解説を放送しているので退屈することはないし、予習にもなる。

山頂は豊臣秀吉の姉の子である秀次が築いた城の跡がある。秀次は秀吉の死後、謀反を企てたという陰謀にはめられて自害。その関係でか建物は何もない。代わりに瑞龍寺という寺が移築されている。というのを受け売り。

ロープウェーで再び降りて、すぐ隣の日牟礼八幡宮へ。急ぎ参拝を終わらせて市立資料館などへ。だんだんと夕方も近づいてきて、資料館は4時半には閉館してしまうようなのだ。途中で瓦ミュージアムを見る。瓦といっても、まぁ屋根の上にのせる物なので、そういう瓦を展示している。江戸時代までの瓦の作り方は少し勉強になった。

市立資料館は、郷土資料館・歴史民俗資料館・旧西川家住宅・旧伴家住宅の4つ。さくさくと巡る。そのあとはNOMAというミュージアムへ。企画展示を行っているので期待していたのだが、現在やっている企画は個人的によくわからなかった。とまぁ、あまりに駆け足で巡って、5時頃には全部を見終えることができた。今日の目的も達したので帰路へ。

駅までは歩いて30分ほど。歩く途中にグリーンホテルというホテルがあって、ここで観光パスポートを提示すると温泉(大浴場)が500円で利用できるので、汗もかいていたことだし、利用した。ちょっと熱めのお湯。炭酸カルシウム泉とのこと。じっくり1時間も入ってしまった。だんだん辺りも暗くなってきたので急いで駅へ。

八幡堀1
八幡堀1・綺麗に整備された堀

八幡堀2
八幡堀2・桜も咲く

赤の他人丼
赤の他人丼・めちゃ美味しい!

八幡公園
八幡公園・桜はまだのよう

八幡山ロープウェー
八幡山ロープウェー・ロープウェーなんて久しぶり

瑞龍寺
瑞龍寺・300円で本堂や奥座敷に入れる

日牟礼八幡宮
日牟礼八幡宮

街並み
街並み・修景された景観。見越しの松もポイント

グリーンホテル YES近江八幡
グリーンホテル YES近江八幡・駅まで5分ほどあるので湯冷め注意

4.帰り

帰りの新快速。ビールとチューハイを一つずつ買って乗り込んだのだけれど、ちびちび飲んでいたら芦屋の手前あたりで限界に。芦屋で下車してトイレ休憩することになった。爆発するかと思った。風呂上がりにミネラルウォーターを飲んでいたから余計に水分を取っていたからだと思う。電車の本数が多くて一つ遅らせても大した影響はないのだけれど、気をつけようと思った。

旅のノート

4/5三ノ宮07:35 
  東海道本線新快速
 近江八幡09:06 
 近江八幡駅09:40 
  バス \690
 堀切港10:12 
 堀切港10:15 
  沖島通船 \500
 沖島10:25 
 
 沖島見学  
 
 沖島12:00 
  沖島通船 \500
 堀切港12:10 
 堀切港12:29 
  バス \380
 長命寺12:43 
 
 長命寺  
 
 長命寺13:28 
  バス \360
 大杉町13:39 
 
 八幡堀界隈  
 
 近江八幡18:38 
  東海道本線新快速・快速
 三ノ宮20:18