〜東北3県・秋田岩手宮城の旅〜
(2009年02月14日〜17日)

わずか半年でどん底に落ち込んだ日本経済。国内消費を立て直そうとする定額給付金も国会で揉めに揉めてなかなか給付に至らない。このまま日本はどうなっていくんだろう? そんな悲壮感もある中でも、国内にはいいところがいっぱいある。

ANAマイレージの旅の3回目。今回は東北地方を巡る旅。東北は関西からちょっと遠くて行きにくい地方。新幹線では東京で乗り換えるので時間がかかりすぎるし、飛行機なら北海道が一般的。東北って何があるんだろう。

国内でまだ一度も踏み入れたことの無かった東北地方は秋田・岩手・宮城を巡ってきた。親2人を連れて行ったので順当なルート設定にはなっていると思う。

1.伊丹空港→秋田空港

関西から東北へANA系で行くには、秋田・大館能代・仙台・庄内の4空港が拠点になる。青森には2つの空港があるが、どちらもJAL便しかない。そういうことで、行きは秋田入りし、JRの田沢湖線と東北本線を軸に仙台まで移動するという行程になった。青森は次の機会にしよう。

関西圏から秋田空港への便は、IBEXエアラインズという会社があって、この会社は予約や窓口業務の一切合切をANAに委託しているという特徴的な航空会社。そのため、ANAマイレージクラブの対象にもなっていて、特典航空券で搭乗することもできる。伊丹と成田を拠点として各地方を結ぶ路線を有している。そこで、行きは伊丹から秋田空港までIBEX便で行くことに。

神戸から伊丹空港へは、三ノ宮駅前から発着するリムジンバスを利用する。JR伊丹駅というのがあるが、空港から少し離れていて駅から空港までのシャトルバスもないようだ。伊丹空港という名前でありながら伊丹駅からの交通の便が悪いということで伊丹市民には中途半端な状態だと思った。

三ノ宮から伊丹空港までは40分くらい。バス代は1020円。地味に値上げされてきているらしい。ちなみに後で検索してみると尼崎駅前からもバスが出ており、こちらは600円。三ノ宮→尼崎はJRでも差額分420円もかからないので、乗り換えてもよければこちらの方が安い。

伊丹空港から秋田空港への便は1日2便。早いほうの便は10:50発12:05着。羽田空港経由なら10時につく便があるので、余裕があれば夜行バスで東京に行って、羽田から秋田入りしたほうが効率的。とはいえ、親はそんな無茶を理解できないようだ。

伊丹空港は幼少の頃に実家へ帰るのに訪れたことがあるようなのだけれど、さすがに記憶はなくて(でも、そのときも全日空だったことは覚えてる)実質的に初めてなので、いろいろみたいと思っていたんだけれど、結局喫茶店に入って時間を潰すことになった。飛行機にはギリギリの搭乗。前回の北海道に続いて、呼び出しを食らってしまった。

IBEXはCRJ-200という機体を使用している。50人乗りの小型ジェット機。だいたい半分くらいが埋まっていたように思う。前線が日本列島を通過していることもあって揺れるかと思っていたけれど、殆ど揺れもなく。大型機と比べても、小型機はそれほど遜色ない。CRJはボンバルディア社の製造した機体なので、最近あったニューヨーク郊外の墜落事故に掛けて品のないシャレを行っている高齢グループがいた。さすがに着陸時は多少視界が悪くてドキドキしたけれど、航空業界の事故率が自動車よりも格段に低いことを考えれば宝くじにあたるより安全。パイロットに申し訳ないくらいだ。

空港リムジンバス
空港リムジンバス・いつも見るバスに初めて乗った

CRJ-200
CRJ-200・小型のリージョナルジェット機

2.秋田空港

定刻に秋田空港に到着した一行はまず、空港で食事を取った。空港から県内各地へはエアポートライナーという乗り合いタクシーが出ているが、利用者の多い東京便に合わせて運行しているので、14時発と2時間も待たなければならないのだ。空港にはコンビニやカフェテリアもあって休憩に困るということもなかった。

旅をしたこの週末は天気があまりよくなくて、前線の影響で気温が上がり今日の秋田は雨。バスで移動する予定だったが、予定を変更して途中でレンタカーを借りることにした。

秋田空港
秋田空港・食事処やコンビニなどもあって便利

3.角館へ

エアポートライナーで角館までは約1時間。地図で見るとそう遠くないように見えるが、走ってみると結構遠い。

角館は秋田藩の支藩として栄えた城下町ということで、武家屋敷が今もきれいに残っている。青柳家はその中でも一番大きいような感じで、中には江戸から明治の時代の様々な蔵品が展示されている。武家なので主に武具や日露戦争時代の軍の支給品など。

武家屋敷の通りはインターネットでもライブカメラが設置されていて覗いてみることができる。町並みはライブカメラのそのままで、大きく2ブロックに跨って続いているが、それほど広くはなかった。あまり広いと歩くのに疲れるので、これくらいがちょうどよいのだと思う。

青柳家
青柳家・夏には綺麗な庭園なんだろうなあ

角館武家屋敷通り
角館武家屋敷通り・綺麗に整備されている

4.乳頭温泉

さて、角館でレンタカーを借りた一行は乳頭温泉へ。カーナビの案内で迷うことなく山を登っていく。だんだんと日が暮れてきて、到着したのは18時。チェックインしてからさっそくお風呂、と行きたいところだったのだが先に食事を済ませて欲しいという感じだったので料理に。山菜を使った郷土料理。個人的には今回の旅行で一番おいしい食事だったのだが、親は天ぷらがないとか刺身がないとか言っていた。

乳頭温泉は8軒の温泉宿があって、それぞれで泉質が微妙に異なる。温泉ファンならぜひとも行きたい秘湯ということで、予約を取るのにも苦労した。旅行者が減っているという中でも人気の温泉地だ。一番の人気は鶴の湯で、ANAスカイホリデーでは満室。直接電話をしても空きがなかった。そんな中で、この大釜温泉は楽天トラベルで予約が出来るにもかかわらず空室があった。とはいっても全く申し分ない宿で、部屋もきれい。宿に行ってみるとほぼ満室に混雑していた。どこの宿も土日はだいたい混んでいるようで、秘湯という感じも薄れてしまってきているのだろう。

大釜温泉の泉質は酸性含鉄アルミニウム硫酸塩泉。源泉は94度にもなるので加水しているが、PHは2.58と強酸性。口につけると鉄分のあの血液っぽい味がする。夜になってしんしんと雪が降る中、ゆっくりと温泉に浸かっていた(親がうるさかったが…)。

翌朝は朝風呂を浴びてから朝食。9時からは外湯が始まるので、団体の観光客が一気に押し寄せる。そんな詰め込みで風呂に入っても感動は少ないだろうにと思う。

そういえば、どこかのテレビ番組で「テレビ東京はいまだに毎日旅行番組を続けている」と言っていたが、たしかに旅行番組が多くて秘湯と呼ばれる温泉地にもカメラがずかずかと入っていく。全国的に有名になれば温泉地も客数が多くなって潤うのだろうけれど、秘湯やひっそりと営業しているほうが魅力があるわけで、温泉ともなると湯船には多くても2,3人がよい。乳頭温泉は昼間は外湯をやっているが、夕刻以降は宿泊者のみしか温泉に入れない。なので夕方からは人数も少なく、貸し切り状態の時間もあるので楽しめるのだ。

チェックアウトしてから、すぐ先の蟹場温泉へ。こちらも外湯をしているが団体客は少ない。露天風呂は宿から50mも雪道を歩いたところにあって、透明の泉質。こちらは混浴なのだが男性ばっかり。さすがに女性には敷居が高いんだろうなあ。先客が2人ほど居たがほどよい距離を保つ。誰も無口で何事か考えに耽っている。まさしく温泉といった感じ。

蟹場温泉の次は鶴の湯へ。鶴の湯はほかの宿とは少し離れた場所にあるので、車も雪道を進む。スタッドレス+4WDではあるのだが、なんとも緊張してしまった。温泉は真っ白な泉質。他にも硫酸塩の濁ったものや、透明なものもある。外湯をしなくてもこの宿はいくつかの温泉に入ることができる。なんといっても人気なのは露天の白い温泉。ガイドブックにもまず載る有名な湯にはたくさんの人が浸かっていた。こちらも混浴で、勇気あるカップルが入っていた。途中でおばちゃん連中がぞろぞろと入ってきてもいたが。

温泉にゆっくり浸かって、十分な癒しを得た。

大釜温泉
大釜温泉・東北らしく大雪です

大釜温泉
大釜温泉・雪の積もる中の露天風呂

蟹場温泉
蟹場温泉・雪、雪、雪!!

蟹場温泉
蟹場温泉・ついたての向こうは露天風呂

鶴の湯温泉
鶴の湯温泉・秘湯中の秘湯に到着

鶴の湯温泉
鶴の湯温泉・植え込みの向こうは露天風呂

5.田沢湖

水深が日本一の田沢湖の先に乳頭温泉があり、今日はレンタカーで湖畔一周。湖の西岸には金色で有名なタツコ像がある。ただ、タツコ像しかなくて、それ以外には何もなかった。そのまま時計回りでドライブして、御座石神社を巡って田沢湖駅へ。思ったよりも大きな湖であまり時間がなくなってしまった。

近くのガソリンスタンドで給油して、返却。走行距離は89キロ。まぁまぁかな。車種はラクティスだったのだけれど、結構運転しやすかった。4WDだからかメーターもまだ若くて綺麗。車は旅行に行ったときに使うだけなのだが、時折営業車として使われたのじゃないかと思うぐらい走っている車もあって、ガタがきていることは無いのだけれども、買い換えてあげれば自動車メーカーも台数を稼げるだろうにと思うことがある。

田沢湖タツコ像
田沢湖タツコ像・金ピカ!

田沢湖御座石神社
田沢湖御座石神社・タツコ伝説がここから始まったのです

6.田沢湖駅での足止め

盛岡へ向かう新幹線に間に合うように、ぎりぎりの時間帯でレンタカーを返却した一行だったが、駅へ行ってみると新幹線が止まっていた。いや、すでに着ているという意味ではなくて、信号トラブルということでダイヤが止まっていた。どうやら落雷で信号が壊れてしまったらしい。13時ぐらいに駅へ着いたが、11時半くらいから停止していたようだ。気づくわけもないのだが、それだったらもっとゆっくりドライブしたら良かった。

駅前で昼食。稲庭うどん。関東はそばかと思っていたら、こちらのほうはうどんが一般的なようだ。でも、関西とは違って細麺。どちらかというと、きしめんのような感じ。でもダシが効いていておいしかった。今日はこれから次の宿まで移動するだけなので、足止めされても打撃は少ないのだけれど、盛岡市内を少し巡りたいと思っていた計画は御破算となった。

一応、親はこういうハプニングが好きじゃないようだったので、近くの喫茶店に押し込んでおいて、私は駅で状況が変わるのを待つことに。田沢湖駅でも駅員が対応に追われていたが、一行が駅にたどり着いた時点では復旧の見込みも不明。土地勘のない旅行客が何とか秋田や東京に行きたがるもんだから、駅員は逆ギレしたように「私にも分からないんですよ」とか「だから、電車は来ないんです。何回言ったら分かるんですか」と声高に話していた。私は首都圏出身の江戸っ子なんだろうと思われるその口調を興味深く聞いていた。

秋田新幹線は約230分という途方もない遅れを出して午後3時に復旧。この間、上下8本が運休となった。次の上り便はトラブル発生時から秋田駅で往生していた便で、乗っていた乗客はさぞ退屈だったんだろう。この上りには大曲、角館からも乗客が乗っていたので結構な混雑となった。もちろん、座ることはできなかった。

田沢湖駅
田沢湖駅・田沢湖線は綺麗な駅舎

田沢湖駅
田沢湖駅・大幅遅れでごった返す駅構内

こまち
こまち・3時間以上遅れてやっときた「こまち14号」

はやて
はやて・盛岡駅で「はやて」に乗り換え

7.かんぽの宿一関

田沢湖で2缶開けて、さらに盛岡での乗り換えで2缶開けたため、宿に着く頃にはずいぶんと酔っぱらってしまった。気疲れもあろう。今宵は一ノ関駅近くのかんぽの宿。近くとは言ってもバスで15分くらい。ダイヤの乱れでバスに乗れなかったため、宿から送迎をお願いした。実はチェックインの用紙に名前を書くのが一苦労であった。

目下話題となっているかんぽの宿。チェックインの際にフロントはやったら丁寧にドアの施錠を説明してくれた。旅行初めてじゃないんだから、鍵くらいは分かるんだが。丁寧で文句言われるとたまったもんじゃないから素直に聞いたけれど、私はそこまでサービスを求めていない。でも、宿は全般的によく出来ている。食事は少し高いコースを予約していたので、個室。こちらは両親ともご満悦だったようだ。サービスも行き届いていた。

一般的な観光ホテルとしても十分なサービスと設備で、どうして赤字が言われているのかが理解できないかんぽの宿。この一関が黒字か赤字かは分からないが、確かに高コストなのかもしれないと思われる部分もあった。朝食でおぼんを渡すだけの人が居たり、ご飯をつぐだけの人が居たり。接客としては最高のサービスなんだけれど、このあたりは民間では削減している部分なので、あえて置かなくても受け入れられるんじゃないだろうか。まぁ、最大の問題はかんぽの宿という宿が国民に知られていないことなんだろうと思う。決して高くはないのだが、PR不足。私も今回の宿探しで初めてかんぽの宿が手頃にあるということに気づいた一人。今後も利用したいと思ったが存続はいかに…。

かんぽの宿一関
かんぽの宿一関・かんぽの宿はとても快適

一ノ関駅
一ノ関駅・小さな駅に見えるが新幹線も止まるのだ

8.平泉

3日目は平泉を巡る。平泉は世界遺産に登録しようと町を挙げてキャンペーンを行っっている地区。中尊寺の金色堂や毛越寺が有名だ。

一ノ関駅から北上するバスに乗り込んで行くことに。荷物が負担になるので、一ノ関駅構内にあるコインロッカーに預けて、手持ちは少なめにした。これが後で災難を招くのだが。駅前から中尊寺はバスで20分ぐらい。料金は350円。なお、JRで平泉駅へ行ってからバスに乗れば、JRが170円、バスは140円になる。JRのダイヤが合えば少し安くなる。

中尊寺は小高い山の中腹にあるので、バス停からは山道になっている。整備されているので歩きやすい。中尊寺は850年に開かれた古寺。とはいえ、現在の本堂はそんなに古くない。金色堂は1124年に造立されたということで、また1960年代に解体修理されているため大変綺麗になっている。むしろあまりに綺麗すぎて有り難みが薄れているような気もするのだが。

個人的には中尊寺は国宝に値する建造物ではあるけれども、世界遺産までとはいかないのではないかと思う。一帯が歴史ある地域とはいえ、中尊寺以外には何もないし、金色堂も当時の交易がアフリカまで及んでいたとされる象牙や螺鈿が特徴的ではあるけれども史実の一つという感があった。欧米人には少し理解されにくい文化なのではないだろうか。

中尊寺から平泉駅前まで戻り、昼食。岩手と言えばわんこそばなのだが、今日は寒いので天ぷらそばとなった。

駅前から毛越寺までは歩いて10分ほど。食事後、てくてくと歩いていると雪が本格的に降り始めた。朝方は天気が良かったので傘をコインロッカーの中に収納してきてしまったため、寒い中を歩く。毛越寺では傘を無料で貸してもらえるので園内は無事に歩けたが手が凍る寒さ。

こちら毛越寺も中尊寺とほぼ同じ時代の建物。もともとは3つの建物と庭園を取り囲むような回廊が建てられていたようだが、焼失してしまったため現在は本堂と庭園のみ。まぁそんなもんかという感じだった。

中尊寺
中尊寺・月見坂

中尊寺
中尊寺・本堂

中尊寺
中尊寺・金色堂

毛越寺
毛越寺・本堂

毛越寺
毛越寺・雪が本降りになって大変

9.平泉→松島

平泉の観光を終えたので一路、次の宿泊地は松島へ東北本線を乗り継いで向かう。在来線に1時間半ほど揺られる時間。いつものことながら、この時間が一番の旅を満喫するときなのだ。ウトウトしたり、外を眺めたり、電車の中の人を見たり。さすがに幹線なので車両は首都圏で使用している通勤型。電化もされているので旅情は少ない感じ。

松島駅ではちょうど松島循環バスが止まっていた。こちらは松島駅と松島海岸駅の間にあるホテルを循環して運転しているバスで、1乗車100円。共同送迎バスといった感じ。宿泊するホテル松島大観荘に17時頃だった。

平泉駅
平泉駅・本数が少ないので待合室は人が多かった

東北本線
東北本線・平泉駅にて

東北本線
東北本線・一ノ関駅にて

松島駅
松島駅・ちょうど駅前に循環バスが待っていた

10.ホテル松島大観荘

こちらは日本旅行で予約したホテル。それほどグレードの高いホテルではないが、リゾート風の大きなホテルで従業員も丁寧に接客している。ホテルに着くなり荷物を運ぶクロークが居たのには驚いた。これまで、そういう宿に泊まったことが無かったので…。部屋は松島湾が一望できる高台にあり、ベッドも広かった。

夕飯は料亭。そんなメニューを頼んだつもりは無かったのだが、けっこう豪勢。トマト煮込みの海鮮鍋と牡蠣フライ。2食付きの宿泊料金はそれほど高くないのに、なかなかサービスのよいホテルだった。

宿泊者には中国人の団体と、韓国人と思われる若者グループがいた。一方、ロビー横のレストランでは営業が終わった客席のほうを向いて、南米から来た風の女性トリオが日本語で歌を歌っていた。その後には、たぶん日本語が片言でしか分からないピアニストが演奏もしてくれた。金を払って泊まる外国人と、金をもらって働く外国人が、松島にあるこのホテルでは交差している。私はこの光景をなんだか不思議なものを感じながら眺めていた。拍手をすると彼らは笑顔を返してくれた。(後から聞くところによると歌っていたのはフィリピンからきた人らしい)

ホテル松島大観荘
ホテル松島大観荘・エントランス前

ホテル松島大観荘
ホテル松島大観荘・窓からの風景

11.ああ松島や

最終日。まずは瑞巌寺へ。中尊寺・毛越寺とならぶ四寺廻廊といわれている(もう一つは立石寺)。今回巡った寺院のなかでは、一番ちゃんと寺院っぽくなっているように感じた。要するに商業化されていないという感じ。拝観料は必要だけれども。商業化された寺院はもはや宗教色も信仰もない、単なるモニュメントになる。だが、誰も管理しない寺院は参拝者がいなければ風化して朽ちていく。その鬩ぎ合いの中に、宗教は存在しているのだろう。

次は松島湾をぐるり遊覧。遊覧船にのって50分のコース。船の周りにはえさをねだってカモメが集まる。船内では100円でえさを売っていた。松尾芭蕉がどのように松島を巡ったのかはわからない。でも、芭蕉が見たのと同じ松島がここには広がっている。私もまた、「これが松島か…」と心の中で思っていた。

松島までの旅は長かったけれど、最後は五大堂に。先に仙台があるのだけれど、一応の区切りになる。思えばずいぶんと遠いところまできた。でも、ここにも文化がある。日本は歴史のある広い国だなぁと改めて感じたのだった。

瑞巌寺
瑞巌寺・三寺院巡りになった

仁王丸
仁王丸・松島湾遊覧船。十分満足いく船です。

鐘島
鐘島・正面に穴が開いている。

仁王島
仁王島・顔のような岩

五大堂
五大堂・旅の終着点

松島海岸駅
松島海岸駅・松島駅前に比べて整備されています

仙石線
仙石線・通勤型ですね

12.仙台

松島海岸駅から仙台へ仙石線で移動。仙台駅で牛タン定食を食べる。やはり仙台まで来たらこれを食べなければいけない。仙台駅ビルには牛タン通りという3軒のお店がしのぎを削るフードコートがある。その中の1軒に。要するに焼き肉、なんだろうけれども、この地で食べれば格別だ。

空港まで残り1時間あるので仙台城跡へ。城内を一般道が貫いているのでタクシーで上まで登る。時間がないので、とっとと伊達政宗像の前で記念撮影。すぐ近くには護国神社があった。お土産を見る時間があまりなかったので、親を急かして帰りのタクシーに乗り込む。

仙台駅
仙台駅・目下、地下鉄東西線が工事中です

牛タン
牛タン・仙台といえば牛タン、うまいっ!

仙台城跡
仙台城跡・仙台市街が一望できる

仙台城跡
仙台城跡・伊達政宗像

空港アクセス線
空港アクセス線

13.仙台空港→神戸空港

仙台の滞在時間は短かった。仙台空港でお土産を買って飛行機へ。帰りはANA便。久々に神戸空港を利用する。

神戸空港は開港から2年がたって、落ち着いてきた感があるが、一方で廃線が目立つようになってきた。沖縄・札幌・羽田といったいわゆるドル箱路線は好調なようだが、それ以外の路線が軒並み悪戦苦闘。この仙台神戸線も3月末で運休になることになっている。

今回、かんぽの宿と神戸空港とを利用したが、どちらも苦戦しているのは同じ。だが、設備そのものは魅力的な気がしている。神戸空港も神戸市民にとっては全く不便ではない場所にあるはず。もっと利用者が居てもよいのに、利用が低迷している。国民全体が航空路線への期待度が低いのかもしれない。無理に使う必要はないのだけれど、旅行に行くことがあるならぜひ使って欲しいと思う。利用者がいれば黒字になるものばかりのはずだ。かんぽの宿も、私の場合、健康保険組合から宿泊補助が支給される。もともと割安な料金に加えて補助が出るのでビジネスホテル並みの料金になる。こういう制度を活用すれば、もっと旅行に行きやすくなるはず。

最後に、平成20年度の観光白書によると、平成19年度の日本人一人あたりの年間旅行回数は1.54回、宿泊日数は2.47泊と推計されている。いずれも前年比減。政府ではこれを年間4泊まで上げたいとしている。私はそのどちらも上回っている。もう一つ、平成19年度の観光白書では事例分析として、青森県の年間宿泊者数は481万人だが、これを10%増加させると1650人の雇用が生まれるとシミュレーションしている。不況を打破する一つの手立てとして、旅行で余暇を楽しむのもよいと思う。今回の旅の支出は約7万円。予算としてはオーバーなのだけれども、定額給付金もあるしバーンと使ってよいのではないか。

さて、人数で行く旅もまた楽しいものだが、次はゆっくり一人旅がしたいなあ、と思うのであった。

仙台空港
仙台空港

ANA410便
ANA410便

神戸空港
神戸空港

旅のノート

02/14三ノ宮08:50 
  空港リムジンバス
 伊丹空港09:30 
 伊丹空港10:45 
  IBEX3081便
 秋田空港12:05 
 秋田空港14:20 
  エアポートライナー
 角館15:20 
 
 角館歴史館 青柳家  
 
 角館16:30 
  レンタカー
 乳頭温泉郷18:00 
 
 大釜温泉 
 
02/15蟹場温泉 外湯
 鶴の湯温泉 外湯
 
 乳頭温泉郷  
  レンタカー
 田沢湖・タツコ像12:00 
 田沢湖・御座石神社12:20 
  レンタカー
 田沢湖駅12:50 
 田沢湖駅15:50 
  こまち
 盛岡駅16:20 
 盛岡駅16:47 
  はやて
 一ノ関駅17:25 
 
 かんぽの宿一関 
 
02/16かんぽの宿一関09:13 
  岩手県交通バス
 一ノ関駅09:33 
 一ノ関駅09:55 
  岩手県交通バス
 中尊寺10:17 
 
 中尊寺  
 
 中尊寺12:18 
  岩手県交通バス
 平泉駅前12:22 
 
 毛越寺  
 
 平泉駅14:34 
  東北本線
 松島駅16:09 
 松島駅前16:11 
  松島循環バス
 ホテル松島大観荘16:39 
 
 ホテル松島大観荘 
 
02/17ホテル松島大観荘09:40 
  松島循環バス
 中央桟橋09:50 
 
 瑞巌寺  
 
 松島遊覧船11:00 
 
 五大堂  
 
 松島海岸駅12:34 
  仙石線
 仙台駅12:59 
 
 仙台城跡  
 
 仙台駅14:53 
  東北本線・空港アクセス線
 仙台空港駅15:17 
 仙台空港16:15 
  ANA410便
 神戸空港17:45