〜国道1号線踏破(2) 土山・関編〜
(2008年5月24日〜2008年5月26日)

東海道五十三次もしくは五十七次。江戸時代に生まれたならば、ぜひこの日本随一の道・東海道を渡ってみたい。そんな想いから大阪梅田を出発し、草津宿まで踏破したのが去年8月。今回はその草津宿から土山、鈴鹿峠を越えて関、さらには四日市から宮宿のある名古屋市熱田区までの約120キロを3日がかりで歩いた。


今回の旅マップ

1.草津宿本陣

まずは前回の終着点、草津まで電車で来ました。草津宿は京を目前にした宿で、中山道と東海道の分かれ道にあたる場所でもあります。そういうこともあって、江戸時代には大いににぎわったそうです。

本陣というのは、大名や公家が泊まるための宿です。いわば高級ホテル。草津宿の本陣は昔のままの建物が残っていて、宿帳などの資料も残っています。

草津宿本陣
草津宿本陣

2.草津→土山

1日目は草津から土山までを歩きました。土山は滋賀県で、鈴鹿峠の西側の宿です。ここも、峠を越えようとしている人、越えた人で大いににぎわったということです。

この日はあいにくの雨。しかも夕方から土砂降りとなり、足元がびしょぬれになってしまいました。歩き旅で一番大変なのが足の状態管理です。とくに、肉刺(マメ)が出来てしまうと、その後の行程に大きく影響するのですが、肉刺ができる要因は靴の中が湿ることです。当然、雨で濡れると肉刺ができます。ちょっと、旅を諦めようかと思いました。

なんとか土山までやってきたのが夕方6時。ここで、近所の宿を取りました。大安旅館に飛び込みで泊めてもらいました。素泊まり5500円。バストイレ共同の民宿のような宿です。ちなみに、有名な広重の東海道五十三次では、土山は「春の雨」。この日も雨です。

2日目も午前中は雨。雨があがるのを待つため、まずは土山宿を散策しました。土山宿本陣は、東海道開通時から現在まで、代々世襲で宿を守り続けているそうで、15代目にもなるそうです。そのほか、東海道伝馬館では53次を支えた伝馬制度の紹介や、東海道の成り立ちなどをビデオ解説しています。なかなか勉強になりました。

土山宿を出発してすこし歩くと、道の駅「あいの土山」です。

春の雨
春の雨

大安旅館
大安旅館

土山宿本陣
土山宿本陣

東海道伝馬館
東海道伝馬館

道の駅 あいの土山
道の駅 あいの土山

3.土山→関→四日市

少し天気が良くなってきたので、意気揚々と鈴鹿峠へ向かっていったのですが、一転、峠付近では雨。峠には万人講常夜灯という常夜灯があります。昔の人たちはこれをみて、近江国に入ったと思ったのでしょう。

鈴鹿峠は昔ほど大変ではなく、自動車は鈴鹿トンネルを越えていきます。東行きの場合、土山側はゆるやかな上りで、トンネルを越えると旧道は急でカーブの多い下り坂になります。一方で西行きはまっすぐな上り車線を走ってトンネルに入ります。その後は緩やかな下りです。ツーリングなどもやりやすくなっているようです。

峠を越えて歩を進めると、関に着きます。関宿もまた賑わった宿場町です。土山と同じように、歴史街道として整備されています。JR関西本線の関駅があり、観光客も多いようです。道の駅「関」がJR駅のすぐ隣にあります。

関から先は、とくに見るべきものは少なく、亀山周辺はバイパスとなっていて市街を通りません。このあたりになると、天気もよくなり、暑くなってきました。熱射病にならないよう注意しながら、ひたすら歩きます。ときどき走って気分転換です。いや、足の痛みを誤魔化しているだけで、疲れました。

夕方ぐらいに四日市市に突入。采女町から小古曽あたりで日が暮れてしまいました。ただ、この付近には宿がなく、もうちょっと頑張れば四日市市街に行けそうだったので多少無理をしつつ、7時くらいまで歩き続けました。

今夜は新四日市ホテルです。

万人講常夜灯
万人講常夜灯 鈴鹿トンネルのすぐ上にあります

鈴鹿トンネル
鈴鹿トンネル

道の駅 関
道の駅 関

4.四日市市→桑名→宮

3日目は四日市市からです。今日でゴールしたいと意気込んでスタート。と言いたいところだったのですが、昨日の関でお土産を買ったりしてしまい、荷物が重たくなったので四日市市駅のコインロッカーに保管。さて、軽くなってからスタートです。

四日市から名古屋までは殆ど片道1車線。しかし幹線道路でもあるので交通量は結構あります。歩道があるのですが、イマイチ整備されていなくて歩きにくくもあります。暑くなってきたので、ひたすら水分を取りながら歩きます。もう歩くだけです。今日中にゴールしたいからです。途中でデジカメが壊れて写らなくなってしまっても、ケータイで黙々と取り続けました。

脇見もせず、歩きに歩いて、午後6時。今回の目的地、熱田神宮に到着しました。旧東海道の宮宿と呼ばれたところです。今回の旅はここまでです。神宮に参拝し、帰路につきました。

新四日市ホテル
新四日市ホテル

熱田神宮前交差点
熱田神宮前交差点 ここでゴール!

熱田神宮
熱田神宮

5.その後の話

さて、今回は草津から名古屋まで、キロポスト換算で114キロを踏破しました。雨あり、日照りあり。なかなか多難な旅でした。足も肉刺が潰れて剥き出しになっています。

熱田神宮から名古屋へ渡り、さきの荷物を取りに四日市まで近鉄で戻りました。特急で40分程度。荷物をまとめてから再び名古屋まで戻ります。名古屋から新幹線で僅か1時間、駅弁とビールでちょうどよい具合になったところで新神戸まで到着です。この帰路だけは、いつも人類の技術力に感嘆です。

新神戸駅前のタクシーに乗ったところ、カードを嫌がるドライバーばかりで、4台目ぐらいでOK。それも「使い方わからへんで」と決済は客任せ。これではタクシーも流行りませんな。

長かった3日間。これだけ歩き続けたのは初めてですが、次からは1泊2日ずつ進んで行こうと思いました。東京・日本橋まであと、358.5キロ。続く。

6.今回のキロポスト

473キロ 472キロ 471キロ 470キロ
472.6キロ、472キロ、471キロ、470キロ

469キロ 468キロ 467キロ 466キロ
469キロ、468キロ、467キロ、466キロ

465キロ 464キロ 463キロ 462キロ
465キロ、464キロ、463キロ、462キロ

461キロ 460キロ 459キロ 458キロ
461キロ、460キロ、459キロ、458キロ

457キロ 456キロ 455キロ 454キロ
457キロ、456キロ、455キロ、454キロ

453キロ 452キロ 451キロ 450キロ
453キロ、452キロ、451キロ、450キロ

449キロ 448キロ 447キロ 446キロ
449キロ、448キロ、447キロ、446キロ

445キロ 444キロ 443キロ 442キロ
445キロ、444キロ、443キロ、442キロ

441キロ 440キロ 439キロ 438キロ
441キロ、440キロ、439キロ、438キロ

437キロ 436キロ 435キロ 434キロ
437キロ、436キロ、435キロ、434キロ

433キロ 432キロ 431キロ 430キロ
433キロ、432キロ、431キロ、430キロ

429キロ 428キロ 427キロ 426キロ
429キロ、428キロ、427キロ、426キロ

425キロ 424キロ 423キロ 422キロ
425キロ、424キロ、423キロ、422キロ

421キロ 420キロ 419キロ 418キロ
421キロ、420キロ、419キロ、418キロ

417キロ 416キロ 415キロ 414キロ
417キロ、416キロ、415キロ、414キロ

413キロ 412キロ 411キロ 410キロ
413キロ、412キロ、411キロ、410キロ

409キロ 408キロ 407キロ 406キロ
409キロ、408キロ、407キロ、406キロ

405キロ 404キロ 403キロ 402キロ
405キロ、404キロ、403キロ、402キロ

401キロ 400キロ 399キロ 398キロ
401キロ、400キロ、399キロ、398キロ

397キロ 396キロ 395キロ 394キロ
397キロ、396キロ、395キロ、394キロ

393キロ 392キロ 391キロ 390キロ
393キロ、392キロ、391キロ、390キロ

389キロ 388キロ 387キロ 386キロ
389キロ、388キロ、387キロ、386キロ

385キロ 384キロ 383キロ 382キロ
385キロ、384キロ、383キロ、382キロ

381キロ 380キロ 379キロ 378キロ
381キロ、380キロ、379キロ、378キロ

377キロ 376キロ 375キロ 374キロ
377キロ、376キロ、375キロ、374キロ

373キロ 372キロ 371キロ 370キロ
373キロ、372キロ、371キロ、370キロ

369キロ 368キロ 367キロ 366キロ
369キロ、368キロ、367キロ、366キロ

365キロ 364キロ 363キロ 362キロ
365キロ、364キロ、363キロ、362キロ

361キロ 360キロ 359キロ 358キロ
361キロ、360キロ、359キロ、358.5キロ

旅のノート

5/2410:00草津 草津宿本陣
 10:40草津 残り472.6キロからスタート
 18:00甲賀市土山 残り440.6キロ 大安旅館泊
5/259:00甲賀市土山 土山宿散策
 10:40甲賀市土山 残り440.6キロからスタート
 12:20鈴鹿峠 滋賀・三重県境
 14:50関 道の駅
 20:40四日市 残り396キロ 新四日市ホテル
5/269:00四日市 残り396キロからスタート
 17:50名古屋市熱田区 残り358.5キロでゴール
 18:00熱田神宮
 21:30帰宅