〜国道197号走破〜
(2007年10月25日〜27日)

またまた国道ネタの旅行。Wikipediaというやつは面白いもので、キーワードをクリックしていくと次々と興味をそそる内容が出てくる。で、いろいろと探っていると「海上国道」として「国道197号」が存在していることを知った。「国道197号」は、高知県高知市を起点に大分県大分市まで伸びている国道。四国から九州へ渡る橋は無いので、どうなっているのかと調べてみたところ、国道九四フェリーなる会社が橋渡しをしているとのこと。これは行って見たい!! 独りドライブを検討していたところ、母親が付いてくることになった。今回は車利用の資源浪費型旅です。


今回の旅マップ

1.一路、高知市へ

今回の起点は高知県高知市。そこで、まずは明石海峡を渡り、さらに徳島道・高知道を経由した。天気はあいにくの雨。前日まで快晴だった日本列島を雲が覆う。

明石海峡大橋
明石海峡大橋 大雨

2.イチヤで買い物

さて、今回高知へ来た目的はもう一つ。あのイチヤで買い物をすること。長らく株主で、ぜんぜん儲けさせて貰ってないわけだが、一度くらい店舗に足を運んでみたいと思っていた。ネット通販はやる気がないのか全く品揃えが疎かで、Yahooオークションは私がアカウントを持っていないので参加できないのだった。ということで、高知ICを降りてから県道44号を南下して、イチヤ葛島店へ。走りながら店はすぐに見つかったのだが、目に飛び込んでいたのは「閉店セール」。いよいよ倒産か!と思いきや「リニューアルのため」。改装する資金があるのか疑ったものの、店内殆ど半額になっていた。売り損なんじゃないかなぁとも感じつつ、スーツとシャツ、ネクタイに靴まで一式を4万円弱で購入。ズボンは裾上げして宅配便で送ってくれるというサービスのよさ。普通の紳士服屋でした。

イチヤ葛島店
イチヤ葛島店 いきなり閉店は心臓に悪い…笑

3.高知城

国道197号線は、高知県庁前交差点からスタートしている。須崎市までは国道56号と重複しているので、明確な標識はない。とりあえずスタート地点まで着いたものの、せっかく来たので高知城に登ってみた。なかなか綺麗な城で、石垣の修復工事をしていた。

高知城
高知城 天守閣には登りませんでしたが…

4.高知市〜須崎市

前節のとおり、国道56号と重複しており、さらに県庁前交差点は国道32号と33号の終点・起点になるので、数字の小さいほうが優先されて表示されている。まぁ、ここから国道197号が始まることには変わりないはずなので、とりあえずスタート。高知市内は市電が横断しているので、それを横目に街中をドライブ。ここはあまり田舎という感じはしなかった。(高知出身の方に怒られそうな表現…)

県庁前交差点
県庁前交差点 市電が走る今昔入り混じる街です

5.かわうその里すさき・そして単独区間へ

須崎市で、道の駅に立ち寄る。親の情報によれば、ここ「かわうその里すさき」は鰹のタタキがおいしいところ。さっそく食べる。これは美味しかった。久しぶりに美味しいものを食べた。道の駅のまん前にある「須崎市下分甲」交差点。ここから、国道56号と国道197号が分岐する。いよいよ、九州へと続く道が始まる。梼原街道(ゆすはらかいどう)と呼ばれている。

かわうその里すさき
かわうその里すさき 鰹のタタキは美味

須崎市下分甲交差点
須崎市下分甲交差点 右側が197号だ

6.雲の上のホテル

雲の上のホテル。まぁ、国道といっても特段何かがあるというわけではない。単なる道路であり、走りやすいか否かの違いはあれど、日本中どこを走っても道路なのだ。ということで、須崎から梼原までは山間部をドライブして時々街があるという程度。そんな感じで1時間ほど走り、雲の上のホテルに到着。露天風呂や室内プールがあるホテルで、しばしリゾート気分を味わえた(プールは利用してないけど)。一番安いプランだったけど、テレビが時々音無しになるほかは食事も身の程にあっていたし、決済でedyが使えたりと意外な驚きがあった。

雲の上のホテル
雲の上のホテル 良いホテルでした

7.四国カルスト

2日目。しっかり雨が降っていて、今日はあまり期待できそうになかった。それでも一か八か、梼原から国道440号に乗り換えて四国カルストへ登る。酷い山道ですれ違うのも一苦労。目下バイパス工事中だったので、あと何年かすると行きやすくなるんだろう。しかし相当な税金を駆使して2車線の立派な道を作っておられました。案の上、四国カルストは霧の中。

四国カルスト
四国カルスト これはリベンジが必要かな

8.梼原(ゆすはら)から佐田岬(さだみさき)まで

がっかりして山道を下り、再び梼原へ。JA-SSでガソリンを入れたらキャンペーンで卵が貰えた。生活の足しに。そこから大洲市まではスイスイと進む。台風などで土砂崩れがあり、通行止めになっていた区間がきちんと整備されていたので、197号は全般的にドライブしやすい道になっている。大洲市内、197号は帝京第五高校富士校のあたりで狭い道になる。おそらく唯一の未整備区間じゃないかと思うが、最初は間違えたかと思いUターンして、やっぱり合っていたと思って戻るくらいカーナビでも心配になる道だった。さて、大洲市内では再び国道56号と合流する。国道56号は国が管理する道路なので税の入れ方が違う。(国道といっても一概に国の直轄ではなく、殆どは自治体任せなのだ。)それから再び分岐して八幡浜市へ。八幡浜市まではJR予讃線と並行していて、電車は見えなかったがJRバスとすれ違った。八幡浜は素通りで、そのまま佐田岬半島へ。途中で道の駅に寄り道したが、だんだんと時間がなくなってきた。

佐田岬半島
佐田岬半島 道の駅「きらら館」から。反対側には原発があるのだ

9.佐田岬

あまりスピードを出さず、途中の寄り道などもあったので、四国側の197号の終点である三崎港へ到着したのは14時20分。ここから佐田岬へはさらに県道を進む必要がある。往復1時間と考えると九州へ渡るフェリーが危うい。窓口では「14時50分からじゃないと手続きできないし、15時すぎたら予約が無効になるから空きがないと乗れない」と脅され、でも佐田岬に行くのと、フェリーに乗ることの両方ともを捨てるわけには行かないので、ここから佐田岬まで一気に暴走。これがまたカーブだらけの山道で、スピードを出しても片道20分はかかる距離で、さらには佐田岬灯台の駐車場から灯台まで2キロ弱の登山道になっている。親は2キロも歩けないとのことだったので、独り一心不乱に走った。アップダウンでこけないよう注意しながら5分くらいで灯台へ。すぐに写真を撮って、今度は息を切らせながら駐車場へ。汗を拭く間もなく港へ戻り、出航5分前に港へ滑り込んだ。係員から「時間無いですから直ぐ乗船してください!!」と怒鳴られながらも、しっかり写真撮影をして、乗船。ちょっとぐらい遅れてくれてもいいものを。

佐田岬灯台
佐田岬灯台 感動してる時間すらない

10.国道九四フェリー

三崎港から九州側の佐賀関(さがのせき)までは海上区間。ここを国道九四フェリーという会社が橋渡ししている。1時間に1本くらいの便があり、片道70分で繋ぐ。私たち以外にも観光客と思われる人たちが乗船していたが、ぜんぜん混んでいなかった。採算が合うのだろうか。佐田岬半島の先端は20基の風力発電が力強く回転していた。汗が引いてすこし寒く感じたけど、夕焼けも見えない曇り空の下でボケーっとしていた。

国道九四フェリー
国道九四フェリー 運行時間にシビアだ

11.佐賀関から大分市へ

いよいよ、ラストに近づいてきた。佐賀関を出てから、国道197号は一路大分市へ向かう。この道はまぁまぁ走りやすいのだが(四国の区間よりは道が悪い)、なんせ混む。17時をすぎていたこともあるのかもしれないが、渋滞していた。大分市へ向かう道は少ないので生活道路なのだ。ところで、この海上区間に橋を作ってしまおうという計画があるのだが、フェリーに乗ってみた感想からすると、止めておいたほうが良いと思う。そんなことを考えつつ、大分市の終点、大道陸橋北交差点(おおみちりっきょうきた)に到着した。道路はここで国道10号に接続している。なんだか、2日間かけて走り通したのが幻だったかのように、普通の交差点で、込み合っていた。この道が、はるばる四国まで海や山を越えているなんて、この交差点からは想像もつかない。走った者だけが知っている。

大道陸橋北交差点
大道陸橋北交差点 ゴール!!

12.そのまま関西汽船で神戸へ

なんとも時間に追われる旅は、最後に大分港からさんふらわあに滑り込み、落ち着きを見せた。さんふらわあにも乗りなれた。株主優待が半年ごとに送ってきてくれるので、次はどこへ旅しようかと想像を膨らませつつ、2等室で眠りについた。いつものことながら、土曜日は眠たかったし、長時間運転したからなのか、佐田岬灯台で走ったからなのか、足と肩が筋肉痛になった。なんと若くない26歳。

さんふらわあにしき
さんふらわあにしき 去年も乗ってますね

行程のまとめ

10/258:30神戸を出発
12:50高知市 イチヤ葛島店
14:10高知市 高知城
15:00高知市 県庁前交差点(197号起点)
16:00須崎市 道の駅「かわうその里すさき」
17:30梼原町 雲の上のホテル(宿泊)
10/269:50ホテル発
10:30四国カルスト
13:30佐田岬半島 道の駅「きらら館」
14:50佐田岬灯台
15:30国道九四フェリー 三崎港出港
16:40国道九四フェリー 佐賀関港到着
17:45大分市 大道陸橋北交差点(197号終点)
18:40関西汽船 さんふらわあ 大分港出港
10/276:50関西汽船 さんふらわあ 神戸六甲港到着

旅のノート

総走行キロ数約580km
消費ガソリン35.22リットル(二酸化炭素排出量約85キログラム (2.4kg/Lで算出)