〜国道1号線踏破(1) 大阪・京都編〜
(2007年8月12日〜13日)

東海道五十三次もしくは五十七次。江戸時代に生まれたならば、ぜひこの日本随一の道・東海道を渡ってみたい。という想いは昔からあったので、東海道をほぼ踏襲している現代の国道1号線を踏破してみることにした。といっても、仕事を2週間近く休むことも難しいので、今回は大阪から草津までの約90キロを2日間で歩いた。


今回の旅マップ

1.梅田新道交差点(8/12 9:07)

国道1号線は東京日本橋を起点として、梅田新道交差点までの565.4キロに及ぶ一般国道。東京から京都までは東海道をほぼ踏襲し、京都大阪間は京街道(大坂街道)と呼ばれている。そして、ここ梅田新道より西へは福岡へ延びる国道2号線となる。今回はここをスタートして上京していく。

大阪市道路元標
大阪市道路元標・スタート地点

2.1日目:大阪(9:07)→京都(20:59)

今日は快晴。雲ひとつない天気で、すこし歩くだけで足が熱くなってくる。炎天下のアスファルトは軽く40度を超えている。靴を履いていても、ずっとそんな道路に焼かれると靴の中は蒸し風呂状態になってしまう。そこで適宜休憩が必要になる。できるだけ1時間に1度の休憩を心がけることにした。また、発汗量が凄い。1時間ほどで背中は汗でびっしょり。頭からも滴るように汗が流れる。その水分を補給しなければならないので、これまた1時間に1本ぐらい、500mlのスポーツドリンクを消費していく。徒歩旅は安くつきそうに想像されるが、案外コストがかかる。車ならガソリン1リットルで20キロ程度走行して、140円くらい。徒歩の場合は1時間で4〜5キロしか進めない。

さて、大阪を出発して3時間ぐらいでやっと、守口市大日のあたり。ここで1号線は少し淀川沿いに移り、高架となる。ここまで歩道があったが、高架区間は歩道がないので国道を歩くことができない。そこで、淀川の土手を歩いていくのがオススメ。河川敷では少年野球をしていた。下り車線側の歩いていると1号線は一旦迂回するため淀川に出る歩道が少しややこしい。上り車線側の歩道から進めばわかりやすい。

519キロ-20m
519キロ-20m・微妙な距離だけど初めて見つけたキロポスト

その後、寝屋川市を通過して枚方市に入るが、その市境に大阪トラックステーションがある。ここは長距離トラックを運転する人たちが休憩できるように整備された、高速道路で言うところのサービスエリアのようなもので、レストランや宿泊も可能。ここから京都まで6時間程度は必要なので、時間が押している場合は先を急がずに1泊したほうがいいと思った。

枚方市に入ると次なる難所、中振交差点周辺は170号線(外環状線)と1号線(京阪国道)が分岐するところだ。ちょうど枚方パークの手前。ここで1号線は歩道がなくなり、またもや高架になっていく。問題は、ここから先の区間を迂回できるかどうか。昔、ここを経由し京都へ向かって歩いたことがあるが、そのときは170号線側を通り、京街道(旧京阪国道)である淀川沿い(京阪電車に沿って歩き、樟葉を経由、淀へ行く道)を北上した。安全性ではそちらのほうが良いかもしれないがその分だけ遠回りとなる。手持ちの地図で確認して迂回路を探してみたが、なかなか見つからず1時間ほど右往左往してしまった。結局、枚方パークを回って住宅街から1号線に出ることが出来た。ただ、後で思えば、危険を承知で高架部分は側道を歩いたほうがよかったと思う。たいてい、自動車専用区間以外は歩いても違法じゃないわけだし。

514キロ
514キロ

513キロ
513キロ

512キロ
512キロ

出発から9時間。ようやく木津川を通過。1時間後には宇治川を通過。このあたりで日が暮れてきた。そろそろ足にも疲れが出てきている。普通はこんなに歩いてはいけないのだけれど、無理している。江戸時代では、江戸から京までの東海道は12日から15日、大阪まではプラス1日という旅程だったらしい(※『江戸時代の旅・その時間と費用』参照)。なので何としても1日で京都までたどり着きたかったのだが。

510キロ
510キロ

505キロ
505キロ

504キロ
504キロ

503キロ
503キロ

502キロ
502キロ

東寺五重塔
東寺五重塔・これはおまけ

無事、京都駅最寄の堀川塩小路交差点に到着したのは、午後8時53分。今回も12時間近く歩いたことになる。ここまで62,757歩。

3.2日目:京都(11:24)→草津(18:30)

京都から神戸までは新快速電車で1時間弱。往復しても宿泊するより安いので、一旦自宅へ戻り、翌日再び京都までやってきた。今日は草津までの道のりで約30キロ。徒歩旅としては標準的な旅程といえそう。さっそく出発する。

京都駅から昨晩のゴール地点の堀川塩小路まで戻り、清水寺へ向かう。途中から人が多くなり、やはり観光地を感じさせる。観光目的ではないのでスルーして、山科へ向けての山越えをする。観光するくらいの余裕はまだない。お盆ということもあり、昨日から国道1号線は下り(大阪方面行き)が渋滞している。途中、東山トンネルの部分では歩行者用のトンネル(花山洞)があり、ここは涼しかった。

495キロ
495キロ

山科では一旦、新幹線が走るところまで南下したあと、大津へ抜ける山道へ戻る。ちょっと遠回りな感じだ。新幹線の高架下で休憩する。追分の手前に名神高速京都東ICがあり、このあたりは歩道が無い。間違って高速道路へ入ったりしないよう注意が必要。その後は山越え。それほど急傾斜ではないので楽に進める。

486キロ
486キロ

大津市内では、1号線は山の手に位置するので琵琶湖が少し遠目に見える程度。そのまま歩いているとJRが走っているのが見える。速いなぁと思った。

484キロ
484キロ

483キロ
483キロ

482キロ
482キロ

481キロ
481キロ

480キロ
480キロ

479キロ
479キロ

キロポストを見つける度に写真を撮っているけれど、調子に乗っているときはだいたい1キロ10分で進んでいる。休憩したりもしているので、5km/hといったところ。草津はまだ見えない。

477キロ
477キロ

影が長くなり始めたころ、草津市内に入る。草津駅は市の北側なのでまだ数キロある感じ。草津駅前のトンネルを抜け、大路3丁目交差点に到着したところ、472.6キロを示すキロポストがあるところでゴールインにした。38,035歩。

476キロ
476キロ

475キロ
475キロ

474キロ
474キロ

473キロ
473キロ

472.6キロ
472.6キロ

4.草津その後

無事、駅に着いたのだが、少し南に戻ったところに追分道標と草津宿本陣があるので行ってみた。道標は東海道と中山道の分岐点に立つ道しるべで、「右東海道いせみち・左中山道美のぢ」と刻まれている。昔の人たちはここで、どちらを経由して江戸へ向かうか見極めていたんだろうなぁ。近くに草津温泉があったので疲れを癒し、今日も新快速電車で神戸まで戻った。東京・日本橋まであと、472.6キロ。続く。

追分道標
追分道標

行程・旅費のまとめ

2日間で飲んだ清涼飲料7,500ml\2,830
その他食事等 \1,525
草津温泉入浴料370円、石鹸30円、コーヒー牛乳110円\510
往復交通費(昼特切符活用等)\2,330